自己分析に役立つおすすめの本を紹介(面接試験対策)

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面接対策として行うべきことの1つに「自己分析」があります。


面接の場では、自分がいかに有用な人間であるかということを相手に売り込む必要があるわけですが、そもそも自分の長所を正しく把握できていなければ、効果的に自分を売り込むことなどできません。


自分の長所を正しく把握するためにも、「自己分析」は不可欠です。


ここでは、そうした「自己分析」に役立つ本を1冊紹介します。

ストレングス・ファインダー

ここで紹介するのは、「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」という本です。




本書は一言で言えば、自分の長所(強みの資質)について客観的に知るための本、であるということになります。


本書には、オンラインテストである「ストレングス・ファインダー2.0」を受けるためのコードが付属しており、このオンラインテストを受けることによって、自分の長所について知ることができるわけです。


なお、テストの項目は150以上あり、これまでに延べ16,228,975人(2017年5月19日現在)が受けているとのことです。

16年ぶりの改訂版

本書のタイトルには「2.0」の文字がありますが、これはAmazonにおいてレビュー評価の非常に高い「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」(2001年刊)の、16年ぶりの改訂版に当たります。


改訂によって新しくなった点としては、以下のものが挙げられます。

  • テストの精度が向上している
  • テスト結果に基づいて示された強みを活かすための個別レポートが利用できる
  • 数千件の成功事例に基づいた50項目(5つの資質×10項目)の行動アイデアが示されたガイドを利用できる

(テスト後に利用できるレポートやツール)

テスト結果の例

テストの項目は全部で200近くあり、回答には20分~30分程かかります。


管理人がテストを受けてみた結果は、以下の通りでした。



上記の5つの強みについて、ごく簡潔にまとめると、それぞれ以下のようになります。

回復志向(Restorative)

問題を解決することが好き


個別化(Individualization)

個人個人の違いに注目する


分析志向(Analytical)

データからパターンと関連性を探し出す


慎重さ(Deliberative)

物事を決断する際には、注意深く行う


収集心(Input)

物や情報を集めて整理するのが好き



※ここでは分かりやすいように各項目の内容をそれぞれ一言でまとめましたが、実際のレポートでは詳細な説明がなされています。


「公務員試験対策情報サイト」では、各試験のボーダーラインの情報を「収集」したり、「分析」したりといったことを行って、各試験のボーダーラインについての情報を提供しています(「問題解決」)。


こうしてみてみると、今回のテスト結果は、それなりに当たっているといえるのではないかと思います(※私はこのような断定を避けた回りくどい言い回しを多用しがちですが、そのあたりに「慎重さ」が表れているといえるのかもしれません)。

34の資質一覧

ストレングス・ファインダー2.0」によって、34の資質の中から上位5つの強みについて、知ることができることをこれまで紹介してきましたが、34の資質について一覧を示しておきます。

  • アレンジ(Arranger)
  • 運命思考(Connectedness)
  • 回復志向(Restorative)
  • 学習欲(Learner)
  • 活発性(Activator)
  • 共感性(Empathy)
  • 競争性(Competition)
  • 規律性(Discipline)
  • 原点思考(Context)
  • 公平性(Consistency)
  • 個別化(Individualization)
  • コミュニケーション(Communication)
  • 最上志向(Maximizer)
  • 自我(Significance)
  • 自己確信(Self-assurance)
  • 社交性(Woo)
  • 収集心(Input)
  • 指令性(Command)
  • 慎重さ(Deliberative)
  • 信念(Belief)
  • 親密性(Relator)
  • 成長促進(Developer)
  • 責任感(Responsibility)
  • 戦略性(Strategic)
  • 達成欲(Achiever)
  • 着想(Ideation)
  • 調和性(Harmony)
  • 適応性(Adaptability)
  • 内省(Intellection)
  • 分析志向(Analytical)
  • 包含(Includer)
  • ポジティブ(Positivity)
  • 未来志向(Futuristic)
  • 目標志向(Focus)

新品で購入する必要性について

本書には、オンラインテスト(ストレングス・ファインダー2.0)を受けるためのコードが付属していますが、むしろ、このオンラインテストを受けるためのコードのほうが本体である、と言っても過言ではありません。


本書の真価は「ストレングス・ファインダー2.0」というオンラインテストを受けられることにあるため、本だけ持っていてもほとんど意味はないのです。


中古で本書を手にした場合、テストを受けるためのコートがすでに使用されてしまっている可能性が高いため、本書に関しては、新品で手に入れることをおすすめします