平成16年度

教養試験

※No.1~No.11については、著作権の問題により非掲載

No.12

ある喫茶店において,A~Eの5人が紅茶を注文した。紅茶の種類としてダージリンとアールグレイを選んだのは各2人ずつ,アッサムを選んだのは1人であった。また紅茶の飲み方としてストレートとアイスを選んだのは各2人ずつ,ミルクを選んだのは1人であった。
  ところが店員はメモをとらなかったために,出てきた紅茶は飲み方については各人の注文どおりであったものの,種類についてはA~Eのうちの3人の間で入れ替わったものが出てきてしまった。以下はこのときのA~Eの発言であるが,これから確実にいえるのはどれか。

 A.私には注文どおりの種類であるダージリンの紅茶が出された。
 B.私はCと同じ飲み方の紅茶を注文した。また,私に出された紅茶は私が注文した種類ではなくCが注文した種類でもなかった。
 C.私に出された紅茶の種類はDが注文したものと同じだが,私が注文した種類ではなかった。
 D.私には注文どおりの種類かつ飲み方であるアイスティーが出された。
 E.結局,私のミルクティーを含めて3人の紅茶の種類が注文したものと違っていた。

1. Aが注文した紅茶の飲み方はストレートであった。
2. Bが注文した紅茶の種類はアールグレイであった。
3. Cが注文した紅茶の飲み方はアイスであった。
4. Dが注文した紅茶の種類はアッサムであった。
5. Eが注文した紅茶の種類はアールグレイであった。



専門試験(法律職)

No.1

憲法における外国人の地位に関するア~オの記述のうち,妥当なもののみをすべて挙げているのはどれか。
 ア.外国人に憲法上の保護が及ぶか否かにプいては,憲法第3章の標題が「国民の権利及び義務となっていること等から,否定的に見る立場もある一方で,人権の不可分性を根拠として,外  国人も日本国民も等しく憲法の定める基本的人権を享受するとするのが判例である。
 イ.具体的な内容を検討すれば,例えば,外国人の出入国の問題は,国際慣習法上,各国が主権的権利に基づき,比較的自由な裁量によって決定できる問題であるものの,一定の場合には,外国人であっても憲法上の入国の自由を享受できるというのが判例の立場である。
 ウ.外国人の出国については,判例において「わが国に在留する外国人は,憲法上よ外国ヘー時旅行する自由を保障されているものでない」とされている。ただし,学説の中には,外国人の出国の自由が認められる根拠を国際慣習法に見いだし,特に再入国についてはご最小限度の規制は許されるものの,新規の入国と異なる配慮を加える必要があり,著しくかつ直接に我が国の利益を害することのない限り,再入国が許可されるべきであるとするものもある。
 工.亡命者が国籍国以外の外国(避難国)の憲法若しくはその国が締結している条約に基づき保護を享受する権利,いわゆる亡命権については,憲法で保障している国も存在するが,我が国の 憲法に明文の規定はない。判例においても,国家間の犯罪人引凄しから政治犯罪人を除外する,いわゆる「政治犯罪人不引渡の原則」はいまだ確立した一般的な国際慣習法であるとは認められないとされているが,この立場については,批判的な見方もある。
 オ.外国人の政治活動について,我が国の政治的意思決定又はその実施に影響を及ぼす活動等外国人の地位にかんがみこれを認めることが相当でないと解されるものを除き,その保障が及ぶ とするのが判例である。

1. ア,イ,エ
2. ア,ウ,オ
3. ア,エ,オ
4. イ,ウ,エ
5. ウ,エ,オ