ここでは、公務員試験の受験を考えた際に、多くの人が1度は頭を悩ませるであろう問題について扱います。
すなわち、試験対策の勉強を独学で行うのか、それとも予備校を利用するのか、についてです。

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費用について

予備校か独学かで悩む一番のポイントは、費用についてであると思います。

予備校の場合

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予備校に入るとなると、一般的に、どのくらいの費用がかかるものなのでしょうか?
大手公務員試験予備校の、LECとTACについて以下に例を挙げます。


LEC:スペシャルコースの通学(Web+音声ダウンロードフォロー付)、324,000円(税込)
TAC:総合本科生の教室講座(音声DLフォロー付)、324,000円(税込)

※2016年5月1日現在で、各種割引特典を考慮しない場合の料金です。


上記のように、どちらの予備校も、標準的なコース(地方上級、国家一般職、市役所の合格目標)の受講を考えた場合、最低でも30万円は掛かると考えなければなりません。


さらに、通学するとなると、そのための交通費が掛かったり、予備校以外の参考書や問題集を使うとなると、その購入費用も掛かったりしてきます。

独学の場合

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一方、独学の場合の費用はどうなるでしょうか?
独学で掛かる費用といえば、基本的には、参考書や問題集の購入に掛かる費用のみです。


参考書1冊の価格を2,000円(税込)と見積もって、対策の必要な科目数を16(数的推理、判断推理、資料解釈、文章理解、自然科学、社会科学、時事問題、憲法、民法×2、行政法、経済学×2、財政学、行政学、政治学)とし、各科目で参考書と過去問集を1冊ずつ用意したときに、掛かる費用の総額は、64,000円(税込)となります。


独学で公務員試験対策を行う場合には、学習の進め方などについて、以下の本が参考になります。



独学と予備校の費用の差

このように、独学と予備校の利用とを比較した場合、掛かる費用は、予備校を利用した場合の方が圧倒的に高くなります。

独学か予備校かは公務員試験対応度によって異なる

ここで対応度とは、公務員試験対策を始める前の段階で、試験で必要となる専門科目についての知識をどの程度備えているか、を表すものとします。

公務員試験対応度の高い場合

何年も前から、公務員試験へ向けて対策をしていたという場合など、公務員試験対応度が十分に高いならば、敢えて高いお金をかけて、予備校を利用するメリットは、それほどありません。


このような場合は、独学で十分に対応できると言えるでしょう
予備校を利用するとしても、模試のみ受けたり、試験直前講座のみ受講するといった形になると思います。

公務員試験対応度の低い場合

私がこのパターンでしたが、文学部出身者などで、ほとんどの専門科目を初めて勉強するというような場合には、予備校を利用するのが1番時間効率が良いです。
1から独学で対応するとなると、他の受験生と比べて、より多くの労力と時間が必要となるからです。


対応度の低い場合には、スタート時点ですでに相当不利な状態である、ということを、十分自覚しておく必要があります。

公務員試験対応度が低くも高くも無い場合

あなたが、法学部や経済学部の出身で、自分の専攻に関係する科目は分かるが、それ以外の科目は分からないというような場合に、独学か予備校かを決める1つの指標を紹介します。

大学受験時の結果が1つの指標

大学受験時、独学で浪人せずストレートに難関校に合格したという人以外は、公務員試験においては、予備校を利用する方が無難であると、私は考えます。


なぜなら、公務員試験で対策の必要な科目数や知識量は、大学受験の比ではないからです。
公務員試験における教養試験では、基本レベルで問題数も少ないとはいえ、数学や英語、古文、物理、化学などの大学受験と同じような問題が出題される上、他にも多くの専門科目の対策をしなければなりません。


そのため、もし、あなたが大学受験で何らかのつまずき(独学や予備校利用で滑り止めの大学に入学、または志望校に入学するために浪人)を経験しているならば、公務員試験でもつまずく可能性が高いと言えるでしょう。


したがって、そのようなつまずきを経験している場合には、予備校の利用を私はおすすめしますし、そうでないならば、独学でも問題ないと言えるでしょう。


なお、予備校選びについては、大学生におすすめの公務員試験予備校比較ランキング・ベスト3または、社会人におすすめの公務員試験予備校比較ランキング・ベスト3を参考にしてみてください。

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まとめ

  • 公務員試験対応度は、公務員試験の勉強を始める時点で、どの程度、試験に必要な知識があるか
  • 対応度が高い場合、独学で十分対応可能
  • 対応度が中程度の場合、大学受験時に予備校を利用したなら、公務員試験でも予備校を利用するのが無難
  • 対応度が低い場合、時間効率の面から、予備校を利用するのが良い



独学で公務員試験対策を行う場合には、学習の進め方などについて、以下の本が参考になります。