このページでは、地方上級職(※東京都、特別区除く)の採用試験対策におすすめの参考書を紹介しますが、専門科目に絞って紹介しますので、教養科目や教養論文のおすすめ参考書については、関連ページをご覧ください。
教養科目のおすすめ試験対策参考書(公務員試験)
教養論文試験のおすすめ対策参考書(公務員試験)
目次(クリックで移動できます)
専門試験の科目
『地方上級職』の専門試験は、『国家一般職』の専門試験とほとんどの科目が共通していますが、一部(刑法・労働法)異なっています。
『刑法』と『労働法』についても、『裁判所』や『労働基準監督官』といった国家公務員試験で課されています。
主な科目は以下の通りですが、自治体によっては選択式の場合もあるので、あくまでも目安です。
なお、自治体別の詳細な試験情報については、受験ジャーナル確認することができます。
- 『憲法』
- 『行政法』
- 『民法』
- 『経済学』
- 『財政学』
- 『行政学』
- 『政治学』
- 『社会学』
- 『刑法』
- 『労働法』
- 『経営学』
- 『国際関係』
- 『教育学』
専門科目のおすすめ参考書
憲法
『スーパー過去問ゼミ』のレジュメ部分が優れているので、これ1冊を完璧にこなすことができれば、『憲法』に関するかぎり満点をとるのも難しくはありません。
なお、基本書としては『ザ・ベスト』シリーズをおすすめします。
また、試験対策にあまり時間をかけられないといった場合には、『スピード解説』シリーズも有効です。
行政法
法律系の科目全般にいえることですが、これから初めて学ぶという場合には、まずは基本書で概要を掴んでから、過去問演習に取りかかるのが効率的です。
『行政法』の導入書としては、『ザ・ベスト』シリーズがおすすめです。
過去問集としては『過去問クイックマスター』がおすすめです。
民法
民法に馴染みが無いという場合には、はじめに『まるごと生講義』シリーズで基本事項を押さえ、その後で過去問演習に入るのが良いです。導入書で概要を掴んでから過去問演習に取り組むのと、そうでないのとでは、格段に理解度が違ってきます。
『民法』の過去問演習については、『スーパー過去問ゼミ』がおすすめです。
経済学
まずは、導入書として『速習』シリーズ、もしくは『ザ・ベスト』シリーをおすすめします。どちらのシリーズも、初学者にもわかりやすく解説されており、『経済学』の導入書として最適です。
上記の導入書で基本を押さえたあとは、過去問演習を繰り返しましょう。
財政学
基本は他の科目と同様、過去問集の演習ですが、『財政学』の場合、時事的な要素を含む問題も出題されるので、そちらは時事対策本などで対策する必要があります。
行政学
これ以降に紹介する科目にも共通しますが、まずは『まるごとパスワード』で概要を掴み、その後、過去問集で演習を繰り返すという勉強法をおすすめします。
定番の過去問集がおすすめです(どちらか1冊で十分)。
政治学
『行政学』同様、『まるごとパスワード』で概要をつかみ、過去問演習を繰り返すのがおすすめです。
「政治学」の過去問演習については、下記の定番去問集を繰り返しこなす必要があります(どちらか1冊で十分)。
社会学
『社会学』についても、『まるごとパスワード』と過去問集の組み合わせが効率的です。
過去問集には、『過去問クイックマスター』がおすすめです。
刑法
出題数は多くないので、『裁判所職員』を併願するというのでもなければ、過去問集をほどほどにこなす程度で十分です。
仮に裁判所を併願するにしても、『刑法』と『経済学』との選択式になっているので、やはりほどほどに取り組む程度で良いといえます。
『刑法』よりも優先すべき科目はたくさんあります(※ここまでに紹介してきた科目すべて)。
労働法
『労働基準監督官』を併願するならば、真面目に取り組むべきといえますが、そうでないならば、出題数も多くはないので、『刑法』同様、ほどほどにしておいて、他の科目を優先すべきです。
経営学
地方上級試験の場合、過去問演習をこなしておけば十分です。
国際関係
『国際関係』についても、『まるごとパスワード』と過去問集を組み合わせて取り組むと良いでしょう。
過去問演習には、『スーパー過去問ゼミ』をおすすめします。
教育学
『教育学』に分類できる問題が出題されることもあるので、『国家一般職』を併願する場合には、対策しておくのも良いでしょう。
また、心理学は経営学と共通する内容が多い(動機付け理論、人間関係論、リーダーシップ論など)ので、やっておいても損はないでしょう。