【2022年合格目標】早く(大学2年生)から公務員試験対策を始めるメリットについて

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安定志向の表れか、近年、公務員の人気は中学生から大学生まで学生の間で幅広く高まっています


こうした人気の高さを反映して、公務員試験では競争率が高くなってきており、合格するためには十分な対策が必要となってきています。


ここでは、そうのような公務員試験について、早くから対策を進めるメリットについて説明します。

公務員の人気度

公務員試験の対策を早くから始める必要があることの一番の理由はは、公務員の人気が高いためにpan class=”line-yellow”>競争率が高くなっているからです。


は、公務員の人気の高まりについては、学生(中学生~大学生)のなりたい職業に関するアンケート結果に表れており、学年が上がるほど公務員の人気が高まるという傾向がうかがえます。


これは、学年が上がるほど現実に目を向け、安定志向となるからではないかと考えられます。

中学生

まずは、中学生のなりたい職業についてのアンケート結果(ソニー生命保険調べ)から見ていきましょう。公務員は男子で6位女子で4位という結果になっています。公務員の人気が上位であることは間違いないですが、この後に見る高校生の結果と比べると、「会社員」の順位が低かったり(もしくはランクインしていない)、「動画投稿者」が1位になっていたりと、やや現実感に欠けたものになっていると言えます。

男子 女子
1位 YouTuberなどの動画投稿者 1位 歌手・俳優・声優などの芸能人
2位 プロeスポーツプレイヤー 2位 絵を描く職業
3位 ゲームクリエイター 3位 医師
4位 ITエンジニア・プログラマー 4位 公務員
5位 社長などの会社経営者・起業家 4位 看護師
6位 公務員 6位 ショップ店員
6位 ものづくりエンジニア 7位 YouTuberなどの動画投稿者
6位 プロスポーツ選手 8位 文章を書く職業
9位 歌手・俳優・声優などの芸能人 9位 動物園や水族園の飼育員
10位 会社員 10位 教師・教員
10位 デザイナー
10位 美容師



高校生

次に、高校生でのアンケート結果(ソニー生命保険調べ)ですが、男子で4位女子で1位と、中学生と比べると公務員の順位が高くなっています。また、男女ともに「会社員」の順位が上がっており、より現実感のあるものとなっていると言えます。

男子 女子
1位 ITエンジニア・プログラマー 1位 公務員
2位 社長などの会社経営者・起業家 2位 看護師
3位 YouTuberなどの動画投稿者 3位 歌手・俳優・声優などの芸能人
4位 ゲームクリエイター 4位 カウンセラーや臨床心理士
5位 ものづくりエンジニア 5位 会社員
6位 公務員 6位 教師・教員
7位 プロeスポーツプレイヤー 6位 保育士・幼稚園教諭
8位 教師・教員 8位 絵を描く職業
9位 会社員 9位 文章を書く職業
9位 学者・研究者 9位 ショップ店員



大学生(1・2年生)

さらに、大学1・2年生のアンケート結果(リスクモンスター調べ)では、男女ともに大手企業を抑えて公務員の人気がトップとなっています。

男子 女子
1位 地方公務員 1位 地方公務員
2位 国家公務員 2位 国家公務員
3位 グーグル(Google) 3位 明治
4位 アマゾン(Amazon) 4位 LINE
5位 ソニー 5位 グーグル(Google)
6位 アップル(Apple) 6位 日本赤十字社
6位 任天堂 7位 アマゾン(Amazon)
8位 LINE 7位 日本航空(JAL)
8位 トヨタ自動車 7位 日本テレビ
8位 東日本旅客鉄道(JR東日本) 10位 味の素
11位 パナソニック 10位 ジェイティービー(JTB)
10位 サンリオ
10位 森永乳業



大学生

最後に、大学生全体の結果(マイナビ調べ)ですが、公務員の人気は2位となっており、やはり公務員の人気は高いということが分かります。

順位 職種
1位 医療系専門職
2位 公務員
3位 事務職
4位 商品企画職
5位 営業職




学生へのアンケート結果に示されているように、公務員は非常に人気の職業です。


そのため、冒頭で述べたように公務員試験に合格するためには、しっかりとした対策を講じておく必要があるといえます。

近年の公務員試験の傾向

近年の公務員試験では、筆記試験よりも、人物(人柄)をみる面接試験などを重視するという傾向がみられます。


これは、公務員として「詰め込んだ知識」ではなく「柔軟な発想で課題を発見し解決策を考え、積極的に実行できる力」つまり、「多様な人材」が求めらていることの表れです。


こうした傾向は、地方公務員試験で特に顕著となってきています。


いくつか例を挙げながら、このことについて確認してみましょう。

地方公務員試験における人柄重視の傾向

人物重視の例として、受験者数の多い「東京都」と「大阪府」の職員採用試験について、具体的な試験内容をそれぞれ取り上げてみます。

東京都(新方式)

東京都では、平成25年度実施の試験から従来の試験方式に加え、人柄を重視した試験方式である「新方式」の試験が新たに行われています。


その「新方式」の試験内容は次のとおりです。

試験 科目 内容
第1次試験 教養試験 五肢択一式(40題必須解答)
プレゼンテーション・シート作成 都政課題に関するプレゼンテーション・シート作成
第2次試験 口述試験 プレゼンテーション及び人物についての個別面接
第3次試験 口述試験 グループワーク及び人物についての個別面接


参考:試験・選考情報(平成29年度版) 1類B[新方式]採用試験 - 試験方法・科目


このように、「プレゼンテーション」や「グループワーク」といった人物についてみる面接試験が第2次試験から第3次試験に渡って課されており、人物を重視した試験方式となっていることが分かります。


また、第1次試験でこそ筆記試験が課されていますが、それについても知識を問う「專門試験」ではなく、思考力を問う「教養試験」の出題となっており、「詰め込んだ知識」が問われているのではないことが分かります。

大阪府

大阪府についても、「多様な人材」を求めるために、単なる知識をみるのではなく課題解決能力などをみる人物重視の採用試験が行われています。

試験 科目 内容
第1次試験 SPI3 言語的理解力や数的処理能力、論理的思考力を問う
エントリーシート 意欲、行動力などを問う
第2次試験 論文 見識、又は法律・経済・情報分野の知識を問う
個別面接
第3次試験 個別面接
グループワーク 5人から8人程度のグループで、与えられた課題についての作業などを行う


参考:平成29年度大阪府職員採用試験(5月実施)試験案内


東京都同様、筆記試験では単なる知識ではなく、理解力や思考力が問われているほか、複数回の個別面接に加えてグループワークが行われており、人物重視の試験内容となっていることが分かります。


このように地方公務員試験では面接試験が重視される傾向にありますので、早くから面接試験の対策を始めておくべきであるといえます。


面接試験対策としては、予備校を利用するというのが1つの手です。


予備校には、多くの受験生の面接に関するデータが蓄積されています


そうした面接試験に関する数多くのデータは、独学では決して手に入るものではないため、面接試験の対策を行うには予備校を利用するのが一番の得策であるといます。


国家公務員試験における人物試験

一方、国家公務員試験では、地方公務員試験ほど人柄重視というわけではありません


ですが、中には「裁判所事務官」や「労働基準監督官」など、比較的面接試験が重視されていると思われる試験もあります。


人柄重視ではないとしても、筆記試験のみで合否が決まるわけではない以上、合格をより確実なものにするためには、面接試験対策についても万全を期すべきです

公務員試験対策は早めに始めるべき

ここまでで説明してきたように、公務員試験に合格するためにはしっかりとした対策を行うことが必要となってきています。


そのためには、できるだけ早くから公務員試験対策に取り掛かるべきです。


できるだけ早くとはいっても、大学1年生のうちから始めるのでは早すぎます。


なぜなら、大学1年生のうちはまだ大学生活に慣れていないので、まずは大学の勉強に専念し大学生活に慣れておく必要があるからです。


大学生活にも慣れ始めた大学2年生から公務員試験対策を始めるのが、丁度よいタイミングといえるでしょう。

大学2年生から対策を始めるメリット

大学2年生のうちから公務員試験対策を始めることで得られるメリットについて、いくつか説明します。

時間的余裕を持って学習を進められる

大学2年生のうちから早めに試験対策を始めておこくとで、大学3年生になったとき、他の受験生に比べて時間的余裕のある状態となります。


この時間的余裕を利用して、公務員のインターンシップや、公務員の説明会、ボランティア活動などに積極的に参加することで、志望先を決めるための手がかりが得られるほか、面接試験の場で、より説得力をもったエピソードを語れるようになるなどのメリットを手にすることができます。


大学3年生になってから対策を始めたのでは、時間的にそのようには行きませんので、やはり大学2年生のうちから、試験対策を初めておくべきであるといえるでしょう。

苦手科目の克服に十分な時間をかけられる

多くの受験生が苦手とする試験科目として、「数的処理」や「経済学」などがあります。


特に「数的処理」については、どのような公務員試験でも必ず出題される分野となっているため、これを得点源とすることが試験合格への近道となります。


そのためには、大学2年生のうちから、コツコツと勉強を積み重ね、苦手科目の克服に取り組むことが必要といえます。

勉強を習慣づけられる

この記事を読んている方の中には、大学受験を経験せずに大学に入学された方もいるのではないでしょうか。


そのような方だと、受験勉強自体が初めてということもあるでしょう。


公務員試験は科目数が多いため、その対策にはたくさんの勉強時間が必要となります。


勉強の仕方に慣れていないうちから急に試験対策の勉強を始めても、うまくいかずに途中で断念してしまうことにもなりかねません。


ですから、勉強の習慣が身についていないような場合には、早くから試験対策をスタートすることで、徐々に勉強時間を増やしていくというようなやり方で、勉強を習慣づけていくことができます。

おすすめの予備校コース

最後に、大手公務員試験予備校のLECTACの講座のなかで大学2年生からの試験対策に対応しているコースについて紹介します。


なお、資料請求をすることで貰える資料にはWebページ上には乗っていないような情報が手に入る場合もありますので、講座内容などを吟味するためにも、まずは資料請求してみることをおすすめします。



「2022年合格目標」 パーフェクトスペシャルコース

大学2年生から始めて合格を目指すコースで、行政職の公務員試験全般に対応しているコースで、複数の試験の併願に対応しています。



なお、大学入試が推薦やAO入試等で教養科目対策をしたことがない方には、教養科目オプション付」のコースがおすすめです。


「2022年合格目標」 パーフェクトコース

地方上級・国家一般職など主要な公務員試験合格を目指すコースです。



なお、大学入試が推薦やAO入試等で教養科目対策をしたことがない方には、教養科目オプション付」のコースがおすすめです。


「2022年合格目標」 2年総合本科生/2年総合本科生Plus

地方上級・市役所・国家一般職などを幅広く目指せるスタンダードなコースです。


「2022年合格目標」 2年トリプル本科生/2年トリプル本科生Plus

地方上級・市役所・国家一般職などに加え国税専門官も目指せるスペシャルなコースです。