東京都の専門記述試験対策におすすめの参考書

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ここでは、特に「東京都」の試験を受験する場合に役立つ参考書を紹介します。

専門記述試験対策のおすすめ参考書

憲法

答案例が豊富で、「憲法」の記述試験対策としては1番おすすめです。



民法


収録されている「民法」の論点の数が少なく本書だけでの対策では、不十分です。

そこで、司法試験用ではありますが、もう1冊紹介しておきます。



行政法

「憲法」でおすすめの参考書と同じシリーズの「行政法」版です。
「憲法」同様、こちらもおすすめです。



経済学

とりあえず、これ1冊で論点の数は足りると思います。



会計学

古い本ですが、ほかに公務員試験の「会計学」の記述試験対策用の参考書はありません。



当サイト管理人編集の参考書

現在、AmazonのKindleストアにてそれぞれ販売中で、Kindle Unlimitedの読み放題対象となっていますので、Kindle Unlimitedの初回30日無料体験を利用することにより無料でお読みいただけます。




私が参考書を作った経緯

上に挙げた4科目の記述試験対策参考書は、現在、ほとんど市販されていないのが現状です。
私が東京都の試験を受験した平成23年当時から、その状況は変わっていません。
ないならば、自分で作るしかないということで、受験生当時、私が作ったのが上に挙げた参考書です。

なぜ、管理人自作の参考書をすすめるのか?

詳細は以下で述べますが、簡単に言いいますと、時間効率を考えてのことです。
大学生ですと、まだ時間の大切さを身に染みて感じることは、難しいかもしれませんが、社会人になるといかに自分の時間を確保するかということが大事になってきます。


こうした貴重な時間を効率よく使うためにも、有用な参考書が市販されていない科目については、管理人自作の参考書の利用をおすすめしています。

何ごとかを成すには投資が必要

東京都の受験を考えている「あなた」の目標は、当然、東京都の試験に合格し、都の職員として働くことであるはずです。
であれば、まずは試験に合格するためにはいくらかの投資が必要になります。


ここで、投資とは、お金だけを意味するものではありません。
期間の限られた受験勉強という状況においては、お金と時間はトレードオフの関係にああります。


つまり、必要な時間を手に入れるために、その対価を支払うことも、投資といえるのです。

時間は限られているので、効率的な学習を

当時の私がしたように、記述試験の解答例を自分で作ってある程度の数揃えようとすると、かなりの時間が掛かってしまいます。
こうしたやり方は、使える参考書がなく、仕方がなかったとはいえ、非常に非効率的です。
試験本番までの期間は限られているため、時間はできるだけ効率よく使うべきです。


その点で、対価を支払って、時間を買うという方策は、1つの選択肢です。
つまり、必要としているものがすでに世に出ているのであれば、それを自分で1から作ろうとするのではなく、いくらかの対価を支払って、そのすでにあるものを手に入れてしまうことが、時間を有効に使う上で、1つの手だてとなる、ということです。

参考書の内容

平成23年度に作ったものであるため、今の情勢からすると、内容が古くなっている点(消費税率、地方交付税の法定率等)があったので、その点は現状に合うよう、適宜、修正をしています。


各科目の出題が予想されるテーマについて、それぞれ600字~1,000字程度の解答例を収録しており、財政学と経営学については、解答例中に図表も収録しています。


各解答例の前には、そのテーマのキーワードがまとめてあるので、試験直前などのあまり時間がない場合には、まとめ部分だけ確認する、といった使い方もできます。


以下に、各科目の収録テーマを紹介します。

行政学

行政学では、9つの論点を収録しています。

【収録内容】

    1. NPMと日本の行政改革
    2. 公務員任用における開放型昇任制と閉鎖型昇任制
    3. 独人制と合議制
    4. 行政責任論
    5. 行政における能率観
    6. 中央・地方関係における英米型と大陸型
    7. 稟議制
    8. インクリメンタリズム
    9. 日本の行政における組織間調整

政治学

政治学では、18の論点を収録しています。

【収録内容】

    1. 一元的国家論と多元的国家論
    2. 圧力団体
    3. 政治権力の正当性
    4. エリート論と多元論
    5. 政治におけるマス・メディアの役割
    6. 近代国家から現代国家への変遷
    7. 大衆社会における民主主義
    8. 自由主義
    9. サルトーリの政党制(多党制と連立政権)
    10. 議会主義の理念と現状
    11. 小選挙区制と比例代表制
    12. 政治的リーダーシップ
    13. 政治的無関心
      • 参考:無党派層
    14. 社会契約説
    15. 委員会
    16. 議員内閣制と大統領制
      • 参考:日本の議員内閣制
    17. 大衆社会論
      • 参考:市民の復活
    18. イデオロギー

財政学

財政学では、19の論点を収録しています。

【収録内容】

    1. 租税負担の転嫁と帰着
    2. フィスカルポリシー
    3. 公債管理政策
    4. 財政の3機能
    5. 予算原則
    6. 乗数効果
    7. 財政投融資
    8. インフレ・ギャップとデフレ・ギャップ
    9. 負の所得税
    10. 消費税
    11. 課税の根拠(利益説と能力説)
    12. 公債負担論
    13. 市場の失敗の対応策
    14. 直接税と間接税
    15. ポリシー・ミックス
    16. 地方交付税
    17. 公共財
    18. 公債とクラウディング・アウト
    19. 最適課税論

経営学

経営学では、20の論点を収録しています。

【収録内容】

    1. テイラーの科学的管理法
    2. ファヨールの管理過程論
    3. ホーソン実験と人間関係論
    4. マズローの欲求段階説と科学的モチベーション論
    5. バーナードの近代組織論
    6. サイモンの意思決定論
    7. リーダーシップ論
    8. ライン組織とファンクショナル組織
    9. 事業部制組織とマトリックス組織
    10. コンティンジェンシー理論
    11. 経営資源の獲得方法
    12. アンゾフの成長ベクトルとシナジー効果
    13. 多角化戦略(多角化のタイプ)
    14. 製品ライフサイクル仮説と経験曲線
    15. PPM
    16. 競争市場における基本戦略
    17. マーケティング・コンセプト
    18. マーケティング戦略
    19. 会社形態別の特徴
    20. 日本型経営システムの特徴
      • 参考:かんばん方式

最後に

試験に合格するための投資の1つとして、当サイト管理人編集による参考書のご購入をご検討下さい。