公務員試験難易度ランキング

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ここでは、まずはじめに、一般的に言われている公務員試験の試験別難易度を示します。


その後で、私が過去、実際に受けた公務員試験を基に、その筆記試験の難易度について、ランキング形式で紹介します。

国家公務員(大卒)の採用試験における合格倍率まとめ
地方公務員の採用試験(都道府県、政令指定都市、特別区)における合格率まとめ


一般的な公務員試験難易度ランキング

はじめに、公務員の筆記試験について、合格率による難易度のランキングを示します。


なお、このランキングは筆記試験のみによるものではなく、その後の面接試験なども含めた最終合格率の難易度を示しており、以下の通りに定義しています。

難易度

  • S:最終合格率10%未満
  • A:最終合格率10%以上~20%未満
  • B:最終合格率20%以上~30%未満
  • C:最終合格率30%以上~40%未満
  • D:最終合格率40%以上

難易度 試験種別
S 国家総合職(行政系)、国立国会図書館総合職、衆・参議院事務局総合職、裁判所事務官総合職、皇宮護衛官、入国警備官、刑務官、国立大学法人
A 国家総合職(技術系)、国立国会図書館一般職、衆・参議院事務局一般職、裁判所事務官一般職、外務省専門職、財務専門官、労働基準監督官、航空管制官、都庁、上位県庁、上位政令市、特別区、警視庁、東京消防庁
B 国家一般職(行政系)、国税専門官、法務省専門職、防衛省一般職、自衛官、道・府・県庁、政令市、中核市、警察官(大卒)、政令市消防官(大卒)
C 上位市役所、上位町村役場、消防官(大卒)
D 国家一般職(技術系)、市役所、町・村役場




国家公務員試験の合格難易度は、国家総合職を筆頭に、他の国家総合職系、国家専門職、国家一般職の順となっているようです。


なお、国家総合職系の試験難易度が高くなっているのは、その採用予定数の少なさに起因するものと考えられます(試験種別によっては採用予定数1桁の場合もあります)。


また、他の国家専門職に比べて、国税専門官の試験難易度が低いのは、国税専門官の採用予定数(1,000名を越える)が他の国家専門職の採用予定数(数十名~百数十名)よりも、圧倒的に多いことが理由であると考えられます。


一方で、地方公務員試験の合格難易度は自治他の規模が大きいほど高い傾向がみられ、試験の難易度と自治体の規模には正の相関があると言えそうです。


これから独学で公務員試験対策をしようと考えている人には、学習の進め方などの点で、下記の本が参考になります。



私が受けた公務員試験の種類

私は、かつて国家公務員試験、地方公務員試験ともに、相当な数の試験を受験しました。
その一覧を以下に示します。

  • 国家公務員
    • 国家I種(現:国家総合職)
    • 国立国会図書館II種(現:国立国会図書館一般職)
    • 裁判所事務官II種(現:裁判所事務官一般職)
    • 国家II種(現:国家一般職)
    • 国税専門官
    • 国立大学法人

  • 地方公務員
    • 都道府県庁・政令市
      • 東京都I類B
      • 大阪府
      • 札幌市
      • 川崎市
      • 相模原市
    • 市町村・一部事務組合
      • 熊谷市
      • 多摩市
      • 瑞穂町
      • その他(4市2町)
      • 四市複合事務組合

公務員試験難易度ランキング(筆記)

次に、実際に試験を受けた上での、私の実感に基づく、難易度ランキングを示します。


※あくまでも私の実体験に基づく、私的なランキングです。当然、同じ試験でも、その難易度には受験者によってばらつきがあります。また、ここで紹介するランキングは、あくまでも筆記試験のみを対象としたものであり、面接試験などを含めた試験全体(最終合格)の難易度を表すものではありません。


難易度 試験種別 備考
S 国家総合職 公務員試験の中で日程的に1番早く試験が行われるので、後に受ける本命試験の練習という気持ちで受けました。全く対策をしていなかったのもありますが、かなり難しく感じました。当然、筆記試験で落ちました。
A 裁判所事務官一般職、国家一般職 両方とも筆記試験で落ちました。国家一般職についてはかなり対策をしたのですが、科目数が多いこともあり力及ばずでした。
B 国立国会図書館一般職、国税専門官、都庁、札幌市 筆記試験は合格しましたが、割と難しめの問題だと感じました。
C 国立大学法人、大阪府、川崎市、相模原市、熊谷市、多摩市 大阪府の筆記試験には落ちましたが、他の試験同様、特別難しいとは感じませんでした。
D 他市町、四市複合事務組合 筆記試験は全て合格しました。教養のみの試験も多く、難しくはありませんでした。



偏差値で見る公務員試験のボーダー