
ここでは、まずはじめに、一般的に言われている公務員試験の試験別難易度を示します。
その後で、私が過去、実際に受けた公務員試験を基に、その筆記試験の難易度について、ランキング形式で紹介します。
一般的な公務員試験難易度ランキング
はじめに、公務員の筆記試験について、一般的に言われている難易度のランキングを示します。
なお、このランキングは、筆記試験のみではなく、その後の面接試験なども加味した難易度を示しています。
難易度 | 試験種別 |
---|---|
☆☆☆☆☆ | 国家総合職、国立国会図書館総合職、衆・参議院事務局総合職、裁判所事務官総合職 |
☆☆☆☆ | 国立国会図書館一般職、衆・参議院事務局一般職、裁判所事務官一般職、外務省専門職、財務専門官、航空管制官、労働基準監督官、都庁、上位政令市 |
☆☆☆ | 国家一般職、防衛省一般職、道・府・県庁、政令市 |
☆☆ | 国立大学法人、皇宮護衛官、国税専門官、法務省専門職、特別区、中核市 |
☆ | 入国警備官、刑務官、自衛官、市役所、町・村役場、東京消防庁、警視庁、消防官(大卒)、警察官(大卒) |
国家公務員の筆記試験難易度は、国家総合職を筆頭に、他の国家総合職系、国家専門職、国家一般職の順となっているようです。
国家総合職系の試験難易度が高くなっているのは、その採用予定数の少なさに起因するものと考えられます(試験種別によっては採用予定数1桁の場合もあります)。
また、他の国家専門職に比べて、国税専門官の試験難易度が低いのは、国税専門官の採用予定数(1,000名を越える)が他の国家専門職の採用予定数(数十名~百数十名)よりも、圧倒的に多いことが理由であると考えられます。
一方で、地方公務員の筆記試験難易度は、自治他の規模が大きいほど高く、試験の難易度と自治体の規模には正の相関があると言えそうです。
これから独学で公務員試験対策をしようと考えている人には、学習の進め方などの点で、下記の本が参考になります。
私が受けた公務員試験の種類
私は、かつて国家公務員試験、地方公務員試験ともに、相当な数の試験を受験しました。
その一覧を以下に示します。
- 国家公務員
- 国家I種(現:国家総合職)
- 国立国会図書館II種(現:国立国会図書館一般職)
- 裁判所事務官II種(現:裁判所事務官一般職)
- 国家II種(現:国家一般職)
- 国税専門官
- 国立大学法人
- 地方公務員
- 都道府県庁・政令市
- 東京都I類B
- 大阪府
- 札幌市
- 川崎市
- 相模原市
- 市町村・一部事務組合
- 熊谷市
- 多摩市
- 瑞穂町
- その他(4市2町)
- 四市複合事務組合
- 都道府県庁・政令市
公務員試験難易度ランキング(筆記)
次に、実際に試験を受けた上での、私の実感に基づく、難易度ランキングを示します。
※あくまでも私の実体験に基づく、私的なランキングです。当然、同じ試験でも、その難易度には受験者によってばらつきがあります。また、ここで紹介するランキングは、あくまでも筆記試験のみを対象としたものであり、面接試験などを含めた試験全体(最終合格)の難易度を表すものではありません。
難易度 | 試験種別 | 備考 |
---|---|---|
☆☆☆☆☆ | 国家総合職 | 公務員試験の中で、日程的に1番早く試験が行われるので、後に受ける本命試験の練習という気持ちで受けました。全く対策をしていなかったのもありますが、かなり難しく感じました。当然、筆記試験で落ちました。 |
☆☆☆☆ | 裁判所事務官一般職、国家一般職 | 両方とも筆記試験で落ちました。国家一般職については、かなり対策をしたのですが、科目数が多いこともあり力及ばずでした。 |
☆☆☆ | 国立国会図書館一般職、国税専門官、都庁、札幌市 | 筆記試験は合格しましたが、割と難しめの問題だと感じました。 |
☆☆ | 国立大学法人、大阪府、川崎市、相模原市、熊谷市、多摩市 | 大阪府の筆記試験には落ちましたが、他の試験同様、特別難しいとは感じませんでした。 |
☆ | 他市町、四市複合事務組合 | 筆記試験は全て合格しました。教養のみの試験も多く、難しくはありませんでした。 |
政令市に上位も下位もあるかよ
適当すぎだろ
受験したことないんだろうな