Android用アプリの第3弾「国家公務員試験 ボーダー確認」をGoogle Playストアにてリリースしました。
アプリは、下のGoogle Playバナーから、ダウンロードすることができます(無料)。
国家公務員試験のボーダー確認・予想ページ
「標準点」や「偏差値」を確認することができるAndroid用アプリ
総合点内訳を確認することができるAndroid用アプリ
目次(クリックで移動できます)
「国家公務員試験 ボーダー確認」の概要
「国家公務員試験 ボーダー確認」(以下、本アプリ)は、過去に実施された国家公務員試験について、択一試験のボーダー情報を表示するアプリです。
本アプリは、合格に必要な得点の目安を知ることができるほか、今後実施される試験のボーダー予測などとしても、ご活用いただけます。
なお、本アプリが対応している試験種別は、下の表のとおりです。
試験種別 | 対応 |
---|---|
国家総合職(院卒者) | 全区分 |
国家総合職(大卒程度) | 法務区分・技術系区分以外 |
国家一般職(大卒程度) | 技術系区分以外 |
国家一般職(高卒程度) | 技術系区分以外 |
国家専門職(大卒程度) | 財務・国税専門官、労働基準監督官A・B |
国家専門職(高卒程度) | 税務職員・刑務官 |
使い方
まずはじめに、「受験区分」の中から、「総合点」内訳を確認したいものを選択します。
次に、「試験種別」の中から該当するものを選択します(「試験種別」の選択がない場合もあります)。
最後に、択一試験以外の試験種目(「専門記述試験」、「論文試験」、「人物試験」など)について、ボーダー情報を確認したい条件を設定します。
上記の操作を終え、「決定」ボタンを押すと、第1次試験と第2次試験について、択一試験のボーダー情報が表示されます。
ボーダー情報の見方
ボーダー情報の画面では、第1次試験と第2次試験について、「合格」、「ボーダー」、「不合格」の3項目がそれぞれ表示されます。
「合格」に表示される点数は、その点数以上であれば、確実に合格であった素点の合計点を示します。
また、「ボーダー」に表示される点数は、その点数の範囲内であれば、合格の可能性があった素点の合計点を示します。
ここで、本アプリにおける「ボーダー」について、説明します。
国家公務員試験では、「標準点」によって合否の決定が行われていますが、この「標準点」は、各試験種目ごとに定められた配点比率を「素点」に掛け合わせた上で算出されます(実際には配点比率のほかに、「平均点」と「標準偏差」も用いられています)。
そのため、「素点」の合計点が同じであったとしても、その組み合わせによっては、合否が分かれる場合があります。
たとえば、「素点」の合計点が同じ45点であっても、「基礎能力試験」が20点で、「専門試験」が25点だと合格となる一方、「基礎能力試験」が21点で「専門試験」が24点だと不合格となる場合があります。
このように、組み合わせによって、合否の分かれる「素点」の合計点を、本アプリでは「ボーダー」として表示しています。
ボーダー情報を表示する仕組み
本アプリは、人事院により公表されている情報を基に、過去に実施された国家公務員試験のボーダー情報を表示するものです。
したがって、本アプリで表示されるボーダー情報は、明確な根拠のあるものであるといえますが、一応、ボーダー情報を表示する仕組みについて、説明しておきます。
- 択一式となっている試験種目について、基準点以上を満たす「素点」の合計点の組み合わせを全て計算
- 上記により求められた「素点」の合計点の「標準点」について、それぞれを「合格点」と比較
- 比較の結果から、「合格点」以上となる「素点」の合計点を元(要素)とする集合(以下、合格集合)を形成
- 同時に、「合格点」未満となる「素点」の合計点を元(要素)とする集合(以下、不合格集合)も形成
- 合格集合と不合格集合の共通部分(以下、共通部分)における最大値プラス1を「合格」に表示
- 共通部分の最大値と最小値を「ボーダー」に表示
- 共通部分における最小値マイナス1を「不合格」に表示
※なお、共通部分がない場合には、合格集合の最小値を「合格」に表示し、合格集合の最小値マイナス1を「不合格」に表示します。このとき「ボーダー」を示す「素点」の合計点は表示しません。
また、合格集合が空集合となる(要素がない)場合には、「素点」の合計点の最大値を「不合格」に表示します。