特別区の試験対策におすすめの参考書(公務員試験)

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このページでは、東京都特別区の職採用試験の対策に特化した参考書等を紹介します。「特別区」の志望度が高い受験生は、ぜひ参考にしてみてください。


なお、このページでは、「専門科目」の参考書や「過去問集」、「面接対策」の参考書のみ扱っています。「教養科目」のおすすめ参考書については、教養科目のおすすめ試験対策参考書(公務員試験)をご覧ください。

特別区の専門試験について

特別区の専門試験は、五枝択一式の試験となっており、記述式の試験は課されていません(※かつては記述式の試験がありました)。


専門試験は全問必須回答の形式ではなく、計11科目(各5問)の中から8科目を選択して40問回答する形式となっています。


平成28年度実施の採用試験では、それまでの試験よりも専門試験の難易度が上がったといわれていますので、国家一般職相当の過去問もこなしておいたほうが良いでしょう。


なお、専門試験で出題される11科目は次の通りです。

  • 憲法
  • 行政法
  • 民法①[総則・物権]
  • 民法②[債権・親族・相続]
  • ミクロ経済学
  • マクロ経済学
  • 財政学
  • 経営学
  • 政治学
  • 行政学
  • 社会学



11科目の中から8科目を選ぶわけですから、極端な話、苦手な科目を捨てる(全く選択しない)といったことも可能となっています。


たとえば、経済系の科目(ミクロ経済学・マクロ経済学・財政学の3科目全て)が苦手な場合に、これを捨てるといったことや、法律系の科目(憲法・行政法・民法①・民法②のうち3科目)を捨てたり、行政系の科目(政治学・行政学・社会学の3科目全て)を捨てたりする、などといったことが可能です。


もちろん、よほど時間がとれない等の事情がない限りは、どの科目も満遍なく対策しておくに越したことはありません。

特別区I類過去問まとめ


専門試験対策

各科目の導入書(※)と過去問集について、おすすめのものを紹介します。
※導入書:公務員試験で出題される事項について、初学者にも分かりやすく体系的に解説されている本で、過去問演習に入る前に基礎を固めるための本

憲法

  • 導入書
  • 公務員試験の受験生向けに編集されている導入書というものは、意外に少ないです。

    ほとんどの場合、過去問集であったり、他の資格試験向けのものであったりします。

    その点ここでおすすめする導入書は、現役の公務員試験予備校講師が著者であり、公務員試験対策に最適の導入書であると言えます。



  • 過去問集
  • 公務員試験対策で過去問集といえば、「スーパー過去問ゼミと言えるほど、受験生から圧倒的な支持を集めているシリーズです。

    これをやっておかないと、他の受験生に差をつけられてしまうので、必ず取り組むようにしましょう



    行政法

  • 導入書
  • 憲法でおすすめした導入書の著者による行政法版の導入書です。

    憲法同様、おすすめです。



  • 過去問集


  • 民法

    憲法や行政法同様、こちらも現役の公務員予備校講師による導入書で、わたしも受験生時代にお世話になりました。分量は多いですが、本書を1度通読した後は過去問演習に進み、演習で理解の不十分な箇所があれば導入書に戻る、といった使い方がおすすめです。

  • 導入書


  • 過去問集


  • 経済学

  • 導入書
  • 公務員試験を突破するのに必要十分な知識を効率的に学習するには、やはり公務員試験で出題される問題の傾向などを熟知している予備校講師によって書かれた参考書に勝るものはないと言えます。


    経済学の場合にも、現役の予備校講師によって公務員試験向けに書かれた導入書というものは、本書が登場するまでありませんでした。



  • 過去問集


  • これ以降の専門科目については、公務員試験対策に適した導入書がないので、過去問集)のみの紹介となります。
    過去問集としては、これまでの科目同様、基本的には「スーパー過去問ゼミ」をおすすめしますが、社会学については、「クイックマスター」のほうがレジュメの出来が良いため、そちらをおすすめしています。

    財政学

  • 過去問集


  • 経営学

  • 過去問集


  • 政治学

  • 過去問集


  • 行政学

  • 過去問集


  • 社会学

  • 過去問集


  • 時事対策

    特別区の場合、定番の「速攻の時事」よりも特別区の対策に特化した「パーフェクト時事」がオススメです。



    特別区用過去問集

    特別区職採用試験の過去問集には、大きく分けて2種類あります。1つは、「実務教育出版」から出ている「過去問500」で、もう1つは、公務員試験予備校(TACとLEC)から出ているものです。

    「過去問500」と予備校が出している過去問集(以下、「過去問集」)との違いは、問題が年度ごとにまとめて収録されているかどうかです。

    「過去問集」では、年度ごとに過去問がまとめて収録されていますが、「過去問500」では問題の内容ごとにまとめて収録されています。

    過去問の数を多くこなしたいのであれば「過去問500」が適していますし、模試のように使いたいのであれば「過去問集」が適しています。

    このように、「過去問500」と「過去問集」とについては、用途によって使い分けるのが良いでしょう。

    過去問500



    過去問集

    TACからは毎年、直近3か年分の過去問が収録された、過去問集が出されています。




    一方、LECから出ている過去問集で最新のものには、平成年19年度~平成23年度までの5年分が収録されています。

    TACとLECの過去問集を合わせることで、平成19年度以降の過去問については、おおむね入手することが可能です。

    教養論文対策

    教養論文試験対策の参考書はいくつか出ていますが、私としては次の2冊をおすすめします。



    面接対策

    ここでは、読んでおくと面接で役立ちそうな本について、紹介します。

    公務員試験全般

    面接試験前に読んでおくことで、面接官から公務員の何たるかを分かっていないとして、”ミスマッチング”と判定される可能性を下げることができるかも知れません。



    特別区

    地方出身などで特別区に馴染みがない中で試験を受けるつもりなら、地域批評シリーズの中から希望区のものを読んでおくと、話のネタが見つかるかも知れません。
    なお、千代田区・中央区・港区・文京区・墨田区・品川区・目黒区・荒川区については、出版されていないようです(※江戸川区のみ単独での扱いがなく、足立区と葛飾区との抱き合わせになっています)。

  • 新宿区


  • 台東区


  • 江東区


  • 大田区


  • 世田谷区


  • 渋谷区


  • 中野区


  • 杉並区


  • 豊島区


  • 北区


  • 板橋区


  • 練馬区


  • 足立区


  • 葛飾区


  • 江戸川区(※足立区・葛飾区含む)