専門記述試験と並んで、論文試験でも東京都は他の自治体とは違った特色があります。

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東京都の論文試験の特徴

近年の東京都の論文試験は、あらかじめ課題が設定されていて、それに対する自己の考えを述べるという形式ではありません。


東京都の論文試験ではまず複数の資料が提示され、提示された資料から課題を読み取り、その課題への対策を述べるよう問われる、という形式となっています。

論文試験で求められる力

資料から課題を読み取った上で対策を述べるためには、いくつかの力が必要とされます。

  1. 資料から必要な情報を正確に読み取る力
  2. 資料から読み取った情報をもとに課題を見つける力
  3. 東京都が行うべき適切な対策を考える力
  4. 上記の事柄を論理的な文章にして伝える力



論文試験で高得点を得るためには、これらの力が必須となります。

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それぞれの力を養う方法

東京都の論文試験で求められる力について、それらの力を養う方法について次に紹介します。

必要な情報を正確に読み取る力

「資料から必要な情報を正確に読み取る力」を養うためには、まず問題文を正確に読み取る力を養うことが必要です。


東京都の論文試験では資料が複数提示され、資料から課題を読み取ることが求められます。


しかし、どんな課題でも好き勝手に読み取って良いというわけではありません。
問題文では、必ずどのような課題を読み取れば良いかの方向性が示されます。


たとえば、平成27年度のI類Bにおける一般方式の論文試験では、以下のような問題分が提示されています。

別添の資料から、将来にわたる東京の持続的な発展を実現するために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。

この例では、問題文の「将来にわたる東京の持続的な発展を実現するために」の部分が読み取るべき課題の方向性を明確に示しています。


ですから、「資料から必要な情報を正確に、読み取る力」を養うには、問題文から求められている課題の方向性をを読み取る訓練をする必要があります。


この訓練は、過去問を解くなどして養うことができます。

課題を見つける力

教養論文試験で、東京都が受験生に問うているのは、「あなたは、東京都の抱えている課題について、しっかりと把握していますか?」ということです。


これはつまり、国でも基礎自治体でもなく、日本の首都である東京都が抱える固有の問題は何か?ということです。


いくらあなたが論理的で素晴らしい考えの文章を書いたとしても、それが東京都ではなく、国や自治体の行うべき施策についてであったとしたならば、それでは評価されません。東京都からすると、あなたはミスマッチな人材ということになってしまうのです。


そうならないためにも、東京都が行っている施策について知り、その施策から遡って課題を見つけることが重要です。


つまり試験本番では、資料から読み取った情報をもとに課題を見つけるのではなくて、東京都が行っていると知っている施策に結びつく情報を、提示された資料の中から探し出すのです。


このように、東京都が抱える多くの課題について、しっかりと把握できていれば、課題に関連した数値などを、提示された資料の中から見つけ出すことができるようになります。


東京都が行っている施策について知るのには、「東京都長期ビジョン」が役に立ちます。

対策を考える力

対策を考えると力といっても、何も一から考えなければならない訳ではありません。


まずは、先ほど述べたように「東京都長期ビジョン」から東京都の取り組むべき課題について知るとともに、実際に東京都が行っている施策について知ることから始めます。


次に、東京都の抱える課題について、東京都が行っている以外に対策する手だてはないか調べます。
このとき、対策については、最低3つは探し出して、各対策のメリットとデメリットも調べるようにします。


そして、課題→対策1→対策2→対策3→結論といった論文の大まかな内容を考えておけば良いでしょう。


こうしたことを、例えば10個の課題について行います。
すると、全部で30個の対策という持ち駒を持つことになります。


仮に30個もの持ち駒があれば、試験本番でどのような課題が出されようとも、「東京都長期ビジョン」で調べたことと持ち駒を使って論文を構成することができるようになるはずです。


このようにすることで、「東京都が取るべき適切な対策を考える力」が養われることになります。

論理的な文章を書く力

行政機関というものは、基本的に文書主義で成り立っていますから、この力は必須のものであると言えます。


たとえば、あなたが東京都の行うべき施策について、実効性のある考えを持っていたとしても、それを上手く文章で伝える(説得する)力がなければ、残念ながら、その考えが実行に移されることはありません。


そうならないためにも、人に上手く伝える力(論理的な文章を書く力)が必要とされるのです。


この力については、一朝一夕で身につくものではありませんし、意識して訓練しないと養うことができません。


では訓練するためには何が必要かというと、当たり前な話ですが、論理的に書かれた文章を読むことと、実際に手を動かして論理的な文章を書くことです。


これらのことを同時に行えるのが、「論理トレーニング101題」です。
論理的な文章を書くとは具体的にどいうこうことかよく分からないという場合には、一読をおすすめします。